自然に死ねなくて辛い
人は寿命で亡くなると思うが…
医療が発達した今、
高齢になって延命という処置をされることで
自然に死ねない辛さがあるのじゃないかと
仕事柄よく思う
本当はもう十分生きて
枯れるように死にたいのに
無理やり水や肥料を与えられて
生きながらえさせられる
自分では抵抗する力も尽きて
されるがまま
どうすることもできない
抵抗したくて暴れれば
ベルトで縛られる
生命をまもるためだと。
「死」と言うものが
身近でなくなってしまった今、
枯れてゆくのをじっと見守る強さを
失ってしまったのではないだろうか
生まれたら必ず死ぬ
この当たり前のことが
当たり前にならないのが今だ
せめて
畳の上で死にたい
朝が来ても目覚めなかった…
といのが理想かもしれない